無意識バイアスについて

最近「無意識バイアス」という言葉に触れたのでちょっとメモしておきたい。

今の自分なりの解釈ですが、下記のように「社会や組織の多様化」、「無意識バイアス」、そして「相手の話を聞く」という3点セットで理解しています。

  • 今、生き方や働き方など、社会の多様化が進んでいますが、いろいろな組織や会社などでも多様化を進めていくことが大事だという考え方があります。
    なぜ大事かというと、社会の多様化が進む中で、組織の中でも多様な人間があーでもない、こーでもないと議論できる環境の方が、社会に対するアウトプットの精度が高まるからだ、ということが言われています。
  • この多様化を阻害する一つの大きな要因に「無意識バイアス」があると言われています。「無意識バイアス」というのは、自分の中にある常識とか、固定観念とか、先入観みたいなもの。無意識というくらいなので、それこそ当たり前とも思わないくらい自分の中に深く根付いた考え方のことでしょうか。「男性とは、・・・。女性とは、・・・」のようなジェンダーのギャップや世代間のギャップなどの様々な問題の根底にこれがあると言われています。
    無意識なので自分では気づくことが難しいと思うのですが、まずは、そういうバイアスを自分が(おそらくたくさん)持っているということを認識する、自覚するということが大事なのかなと思います。
  • この無意識バイアスを克服するために大切な心掛けの一つが、いかにして相手の話を聞くか、ということです。
    人と話していて、何か自分と違う異質な考え方に触れたときに、それを「自分とは違う」と排除してしまうのではなくて、一瞬でも立ち止まって考えてみる、というような態度を持てるかどうか。なかなか難しいですね。

今回これについて書いてみようと思ったのは、特に「無意識バイアス」については、『無意識』なので、普通に過ごしていると、それこそ気にも止まらないという類のものだからです。ですから、時々自分から話題に出したり、触れたりする機会を作ることが大事だと思います。

来週、会社の朝礼当番なので、この話をしてみようと思います。

無意識バイアスについては、篠田真貴子さんがよく話題に出されています。と思って今ネットで改めて見てみると、ちょうど雑誌の記事が発売されてました。読んでみようと思います。

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